20.雪白
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" The snowbound world "
そこは見渡す限り雪の原
全てはここから始る物語
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" A Pre-Story of the melted worlds "
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真っ白な雪原に一点 黒い不格好な点があった
近づくとそれは人物のシルエットだと気づく
その髪は黒く 衣服も黒く
黒い瞳と翼を持っていた
闇色の天使だった周りの白い色に溶けて気がつかなかったが
闇色の天使の向かい側には
透かした銀色の髪に真っ白い服
雪のように白い手の先が桜色をした
青い目を持つ白銀の天使が立っていた闇色の天使が身動きをすると
雪の世界にあたたかい闇が降りた
全てのものを闇に染めたしかし天使は白銀を守ったままだった
その髪も肌も 闇とは無縁だった
ほのかに白い光を発していた「闇がなければ、お前は見えない」
「光がなければあなたはいない」
闇は 全ての色を混ぜて作られる
本当の暗闇は そこから生まれる光は全ての色を差し引いて作られる
本当の光は目に見えない「闇があってこそ初めて光は見える」
「光があってこそ初めて闇が生まれる」
闇色の天使は苦笑した
なんて頑固な天使だろうと思った白銀の天使はゆっくりと微笑んだ
なんて分からずやの天使だろうと思った二人は歩み寄る
無い物ねだりをしているのは相手だと思っていた
互いの頬に手で触れる
闇色の天使の手がほんの少し早かった白銀は自分の手に入らないものだ
それを天使は知っていた闇色は自分の手に入らないものだ
それを天使は知っていた知っていたとて
諦められるかどうかは別問題だった鏡で写したように対照的な天使たちだった
それを二人は知らない闇色の天使が微笑んだ
世界は雪の原に戻る「賭をしようか」
「どんな?」
「最も残酷で、最も幸福な賭を」
「受けましょう。何を賭けます?」
「お前が勝てば、私を差し上げよう」
「ならば、あなたが勝てば、私を差し上げます」
二人は不敵に笑った
賭にならないとは言わなかった
どちらがどちらのものなのか
それが重要だった闇色の天使は白銀の天使から手を放した
白銀の天使は闇色の天使から手を放した
そしてその手を宙に伸べた「私から始めて、よろしいですね?」
「ああ、良かろう」
闇色の天使は姿を消した
雪の原はいっそう白さを増した
その白い原に赤い点
白銀の天使の腕から 血が流れ出していた
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" A Red Spot "