人生足別離―――「サヨナラ」ダケガ人生ダ
別れを強く匂わせる言葉に打ちのめされて、暗い気持ちのまま潜り込んだ寝床。
眠りが容易く意識をさらう夜の夢に、君は現れた。
夢の中で君は笑う。
現実ではとうとう見せてくれなかったのに、夢のなかでだけ惜しみなく微笑むなんて・・・。
ああ、でもやっぱり、思った通り、笑顔の方がもっとずっと輝いてる。
いっそ、憎らしいほどに・・・。
夢から覚めて、一筋だけ涙がこぼれる。
君は君の道を選んで、僕から離れた。
僕とのつき合いの中で、少しでも君が得たものがあったのかどうか、それを知るすべもないけれど。
願わくばどうか、笑っていてくれないだろうか?
道を違えて、もう会うこともなくて、その笑顔を見ることが叶わなくてもいいから、どうか。
伝えられただろうか?
君との出会いの中で僕はたくさんのことを学べたと。君に少しでもそれを返せていただろうか?
・・・ 分からない、もう知り得ない。
だから願うよ、君の夢を叶えて、笑っていて。
きっと微笑んでいてくれると信じよう。
そしていつか肩を叩きあって叶えた夢を自慢しあえるように。
だから、君のことは忘れない。 胸に刻んだまま歩き出すよ。
君は君の道を、僕は僕だけのこの道を。
いつか また君に出会うことを信じて。