“嵐吹く 風に打たれても 止まない雨はないはずと”
花は散り、また咲き
思いもよらないほど早く一年が過ぎた
また桜の季節になる
君は知っているよね?
変わるものもあったけど、変わらないものもあるってこと
君だけは、僕の他に、知っていてくれるよね?
君は、君で、君として、君の道を歩き出したね
僕は、僕で、僕として、僕の道を歩いているよ
決して隣同士で歩いていけるわけじゃなくて
時には正反対の道を歩いてることもあるけど
たとえ、すぐそばを歩けなくたって
たとえ、同じものを見ていなくたって
お互いのことを感じ合えたらいいね
だって、一番悲しいのは
同じものを見ているのにわかり合えなくて
隣にいるのにひとりぼっちみたいに感じてしまうこと
「特別」の距離に安心してなんかいたくないんだ
わがままかな?
でも
会いたくて、寂しくなって、泣きそうになったら
泣いても良いよ
すぐにそばに行ってあげることは出来ないけど
ごめんねって言うから
ありがとうって言うから
だから僕のこと、諦めないでくれたら嬉しいな
この優しくて切ない感情に
名前をつけるとしたらひとつしかないんだけど
名付けて呼ぶのは、もうちょっとあとにしておくよ
まだ少し、ほんの少し、認めてしまうのが恐いから