本日の暦から。月齢14.4、日の出6.19、日の入り17.48、月の出18.07、月の入6.21。満潮は2.15、15.52、干潮は9.37、21.07。ちょうど満潮と干潮の間あたり。気温は12時の時点では17℃ぐらいか、暖かい日。上着も着ないで出かけた。

お馴染み、家から1分の海岸。ビーチグラスを拾いに浜へ降りてみた。こうやって拾い物をするのはだいぶ久しぶりだ。ビーチグラスは海岸に落ちている、削られて丸くなったガラス片のこと。浜辺で珍しいものを拾うことをビーチコーミングというらしい。ビーチグラスで作られた小物のことを聞いて、作ってみたくなった。バケツとゴミ袋を持って浜へ。太陽が南中する頃、暖かい、風は北から吹いていた。
ビーチグラスは大抵どこに行っても見つかる。ただ、小物に使うのに適当な形や大きさ・・と選んでいるとなかなか見つからない。ついつい、テトラポットを渡って(危険)ひとつ向こうの出っ張りまで移動しました。写真だと左上に見えてますが。
 良い子も悪い子も真似をしないように。テトラポットの上は海草が生えていたり、滑りやすいのです。乾いていたとしても、靴の裏に砂がついて、思いのほか滑ります。この辺りは引き潮なら浅瀬になって歩けるんですけどね。
  テトラポットの裏、岸側。スパーの袋程度のゴミ袋ではすぐにいっぱいになってしまう量。しかも、材質は捨てにくいものばかり。
 特に多いのが白い発泡スチロール。この量、半端ないです。上の写真の大きなやつは、多分、浮きか何かに使われていたものかと。一体どこから来るのか、この浜辺のゴミ達。空き缶ペットボトルはとるに足らず、片方だけのサンダル、わけの分らないプラスチックの塊。靴の破片。
 右は、海へ流れる排水。ここから直線距離3kmほど離れたところ下水処理場はあるものの、この近辺の排水までカバーされているわけではない。ペットボトル、発泡スチロール、ゴミがどこから来たのか、ひとつの答えが見えてくる。
 ずっと波に洗われているところにはあまりゴミは見当たらない。人の目につく場所は案外きれいだ。けれど少し目線を巡らすとゴミばかりが目につく。
 砂浜でなく、礫の浜辺で耳を澄ますと、なんとも言えない音が聞こえる。波にさらわれる小さな礫がぶつかりながらささやかな音をたてる。時を忘れて聞き入っていた。今度はもう少し、ゆっくり時間をとって行こうと思う。

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