へへー 黒髪の彼女のメールアドレスゲット〜
割りとすんなり教えてくれた
これ また会っても良いよってこと???
わー期待しちゃうな〜俺
昨日の今日でメールするのも なんかアレだから
とりあえず三日待ってみて 今日は週末
そしたらさっき 夕飯の時 口のうるさい妹が
珍しい事に 映画のチケットをくれた
もちろん いつも通りのお小言を
さんざん言った後だったけれども
そのチケットは
新聞屋のオヤジがサービスでくれたものらしい
今話題の映画『薔薇の時間』のチケットだった
んー映画とか興味ないしな〜と思ったけど
あ 彼女誘って見よう! ナイス口実
早速メール 送らないと
「ちょっと、お礼ぐらい言ったらどうなのよ」
部屋に向かっている途中 そんな妹の声が聞こえた
部屋に戻って早速メールを打つ はい送信
わー緊張〜 メール返って来るかな
断られるかな やっぱ
映画とか ちょっと突然過ぎ〜?
うーん あ メールだ
わーオッケーだって! 嬉し〜
そうだ 映画館決めて 時間も調べとこ
入れなかったらギャグだもんねー ネットネット
えーっと 空いてそうなところ…あったあった
ちょっと遠いけど 地下鉄あるし
あー 親父車貸してくんないかなー
聞いてみよう
親父の部屋に入ってみると あ メールしてる
珍しー ま それはいいから
日曜日車貸してと頼むと 妙に慌ててた
俺がいたことに気付かなかったらしい
いいから 貸してくれんのくれないの?
え オッケー? サンキュ!親父
なーんか落ち込んでるみたいだけど ま
元気出せよな
あ メール来てた
車借りれたから 迎えに行くってメールして
これでよし と
あー 急に眠くなってきた
日曜日楽しみだなー
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「こんばんわーダイスケです。(^-^)y
今度、映画見に行かない?
『薔薇の時間』ってやつ」
「いいよ。いつ?」
「マジで!?やったー。
じゃあ、日曜日、どう?」
「日曜日で良いけど、混んでない?」
「長町モールの映画館なら空いてそう。
一応予約もとったよん(^-^)y
13:30から上映〜。」
「ありがと。
じゃあ、駅前で12:00に
待ち合せしよう。良い?」
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「親父の車借りたから、迎えに行くよ。
どこが良い?」
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あの人からメールが来た 今付き合っている人だ
妻子持ち それを知っていて付き合い始めた
会いたい時に会えないとか
堂々と街でデートする事が出来ないとか
そういう事はどうでも良かった
いつでも会っていられるほど 私も暇ではない
私が男に求めているのは 愛情とか
優しさとかではなくて
たまに食事をするか 抱いてくれればそれで良い
あの人との付き合いも 初めは良かったのだが
このごろなんだか ウザくなってきた
そろそろ 潮時かも
あの人からのメールは
このあいだの約束の埋め合わせをするからと言って
最近話題の『薔薇の時間』と言う映画を
見に行かないかというものだった
断ろうかと思った もういい加減
付き合うのにも疲れたし
さて どう切り出したものか と悩んでいると
もう一通メールが来た ダイスケからだ
全く 忙しい時に… あ 『薔薇の時間』?
…ここは 口実に使わせてもらうか
返信を打つ 送信
あの人には友達と行くからと 映画の誘いを断った
ダイスケからもうメールが返ってくる
日曜日ねえ まあ いいか
映画館とか込んでそう 予約いるかしら
あの人からメール 「友達って男?(笑)」だって
サムいなあ… 男とだと返信してやる
ダイスケから返信 もーメール打つのだるいなー
あ 予約取ったんだ 意外と気がきくじゃん
地下鉄で行くのかな 現地集合ってものなんだし
駅前で待ち合わせて行くか
あの人からまた返信 もう会えないのか?だって
そのとおり 映画は奥さんとでも行ったら?
これまでのことのお詫びのつもりで
あーもう 清々した
お風呂入って寝よう 今日は
そうそう あの人の電話とメールを着信拒否設定
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